秘書へのイメージ

秘書って聞くと、ザマスのメガネをかけて、スリットの入ったスカートはいて、常にバインダーを小脇に抱えているようなイメージを勝手に持ってるけど、あの人たちは明らかにそうじゃなかったもので。ほかの先輩(女性)が営業ウーマンとしてバリバリやっていた中、ぬくぬくと過ごしている彼女らはあまりよくは見えてなかったんだろうと思う。けど、何かあれば社長は彼女らに声かけてたみたいだから、最低限の仕事はしていたのか・・・?まぁとにかく、僕の中の秘書というとまず彼女らが出てくるのであまりイメージは良くなかった。過去形。

何の偶然か、職を変えてからであったアルバイトのスタッフに、秘書検定保持者が居た。彼女は英語堪能、頭のキレもよい、いわゆる仕事のできるやつ。そのせいか周囲の同僚からは若干、疎まれがちというか、何をするにも目立ってしまうのでやっかまれることが多いが、本人はそれを気にする様子もなく日々の業務をスパスパと片づけていく。

彼女の評価がなぜ高いかというと、ホスピタリティ性の高い物言いや所作を、意識してか知らずかごく自然に発揮できる点があげられる。サービス業におけるホスピタリティとは、以前少し話題になった“おもてなし”の心。困ってる人(困ってそうな人)を見かけるや否や、「私にお手伝いできることはありますか?」と声をかけてあげる姿勢だ。まぁ、洋服屋でありがちな「何かお探しですか~?」に近いものがあり、「探してるから来てんだよ」と思ってしまうように、話しかけてくれるなと感じる客も少なからずいるんだろうけれども、なんにせよ放置するより遥かに良いという判断で、それを実行している。

店を挙げて、そういう声掛けをやろうぜ!とスローガンを立ててみたところで、なかなか即実行できる人材というのは少ない。しかし彼女の場合、そういった気遣いなどの行為に関しては何の臆面もなく実行できてしまう。自然発生的なものなのかはわからないが、秘書という立場の人の立ち居振る舞いとしては、訪問客の接遇なんかもやるんだろうから、そういった感覚というのが最も重要なのかもしれない。



おもてなしの心に+1 !

関連キーワード

関連ページ

秘書とはそもそもなんだというのか
社長秘書っていう言葉はよく聞くけど、実際居る?って考えるとあんまり居ないイメージ。大企業なら居るんだろうか。IT商社に勤めてたころは、なんか秘書っぽい雰囲気を出しながら座ってる人たちは数名居たけど、社内では有名な「出来ないやらないウーマンズ」だったから、あんまり関わることもなかったし、まず秘書って何する人なんだよっていう素朴な疑問を解消するほど手間をかけたいとも思っていなかった気がする。ドラマのシ
秘書へのイメージ
秘書って聞くと、ザマスのメガネをかけて、スリットの入ったスカートはいて、常にバインダーを小脇に抱えているようなイメージを勝手に持ってるけど、あの人たちは明らかにそうじゃなかったもので。ほかの先輩(女性)が営業ウーマンとしてバリバリやっていた中、ぬくぬくと過ごしている彼女らはあまりよくは見えてなかったんだろうと思う。けど、何かあれば社長は彼女らに声かけてたみたいだから、最低限の仕事はしていたのか・・
いざ雇うとなれば
いずれ、万が一、まかり間違って僕が社長になる日が来るとしよう。仮に。そうなったとき、どんな秘書を雇いたいかなとふっと考えることがあるけど、段取りの良さはあるに越したことないけど、気遣いと思いやりのある人がいいなぁと素直に思ったりする。仕事テキパキの完璧超人、だけど性格はクールで無口で短気ときたら、それは多分全然一緒にいて面白くない。職場に置くべき人材のひとつに、キレイorかわいい女性(仕事は出来な